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2006年 10月 03日
横浜市緑区新治町。 かつて谷戸には田んぼが広がり、森にはオオムラサキが舞うところでした。 今、田んぼはほとんど埋め立てられ、オオムラサキの姿もありません。 しかし、谷戸の奥に残った田んぼも、 広大な森も、 そして、「新治の森」を愛した奥津誠さんが残してくれた屋敷も、 たくさんのボランティアの手によって受け継がれようとしています。 地元農家の方々が連綿として耕し手入れしてきた里山とその景観を 次世代に伝えていくために、 様々な施策が行われている場所でもあるのです。 新治市民の森、梅田川水辺の楽校、恵みの里、・・・ そして(仮称)新治里山公園計画。 NORAは、NORA設立のきっかけとなった新治に関わり続け、 現在はスタッフである吉武が、旧奥津邸活用実行委員会のメンバーとして 公園計画の動向を見守っています。 いよいよ、公園全体の計画を詰める時期がきました。 新治地区全体を視野に入れた上で、どのような役割を担い、事業効果を期待するのか検討する必要があり、まず行政と市民が協働して、緑地全体のゾーニングと管理方針を明らかにすることがのぞまれます。 横浜市全体から見た新治の自然環境の保全と位置づけ、地域の農業活性化、人の動線を踏まえた上で、谷戸の再生(湿地や田んぼ・希少動植物の保全)、樹林地の保全活用(造り込みすぎない)、アグリファームス跡地(奥津さんが経営していた園芸店)における農業振興事業の導入及び来訪者への地域環境教育事業等などを提案していきたいと思っています。 ぜひ、計画図を見て、意見を担当部署へ送ってください。(10月10日締切) たくさんの「里山を愛する」意見が、必要なのです。 なお、意見書案をたたき台として必要な方は、 NORAまでご一報ください。 横浜市 環境創造局 トップページ ↓ 「お知らせ」をクリック ↓ 「お知らせ一覧」のページで、 9月12日 (仮称)新治里山公園整備計画に関する意見募集中
by nora_satoyama
| 2006-10-03 19:56
| 農・畑
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